## はじめに {#s1}

B2Bのサイトづくりで時間がかかる原因の多くは、仕様を細かく固めてから作り始めることにあります。文章だけの仕様書は関係者ごとに解釈が分かれ、確認と手戻りが増えていきます。
私たちがおすすめしているのは、その順番を入れ替える進め方です。まず範囲を絞って「動くプロトタイプ」を早く見せ、実際の画面を見ながら合意を取り、短いサイクルで直していく。AIはワイヤーや初稿づくりを伴走で支えるので、担当者は判断と調整に集中できます。この記事では、その一連の手順を実務に落とし込んで紹介します。
作り始める前に、次の4点だけは先に決めておくと、後の迷いと手戻りが大きく減ります。
この4点をチェックリストにして、着手前に関係者へ共有しておきます。ここが曖昧なまま進むと、後半で必ず立ち止まることになります。

範囲を絞ったら、完璧を目指さずに「まず動く状態」を最短で作ります。各ステップは担当と成果物、承認のタイミングをあらかじめ決めておくと進みが速くなります。
AIは2の初稿づくりを大きく支えます。ただし、そのまま出すのではなく、事実確認とトーンの調整は人が担うのが前提です。
プロトタイプができたら、デモの設計そのものを工夫します。合意が遅れる原因は、多くの場合「判断材料が多すぎる」ことにあります。
判断すべきことを絞ることで、その場で結論を出しやすくなります。
公開はゴールではなく、改善サイクルの出発点です。最初の数回は、短い区切りで確実に前に進めます。
各回に定量的なゴールを持たせ、必ず成果物(改善案や計測イベント)を残すようにします。区切りを短くするほど、方向のズレに早く気づけます。
着手前に、次の項目を関係者で合意しておきます。
このチェックリストをプロジェクトの記録に残しておくと、途中で判断がぶれたときの拠り所になります。
いずれも、始める前のひと手間で防げるものばかりです。
範囲を絞り、AIを伴走に使って「最初に動くもの」を早く見せる。B2Bで社内合意を速める鍵は、この順番の入れ替えにあります。動く画面を中心に議論すれば、判断は具体的になり、改善も速く回り始めます。まずは着手前の4点とチェックリストから、次のプロジェクトで試してみてください。
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